こんにちは!現役宅地建物取引士の猫さんです!
今回は、住宅ローンを組む際の「金利の種類」について解説します!

住宅ローンを組むとき、多くの人が最初に悩むのが

「変動金利と固定金利、結局どっちがいいの?」

という問題です。

自分に合った選択を行うことで、住宅ローンの総返済額が数百万円単位で変わることもあります!この記事では、不動産の実務視点から、初心者の方でも後悔しないように図解・比較表つきで分かりやすく解説します!

金利のタイプは3種類ある

住宅ローンを組むとき、「変動金利」「固定金利」という大きく2つのパターンがあり、その中で「固定金利」は「全期間固定」と「期間(2年・3年・5年・10年等)固定」の2種類に分かれます。
では、それぞれの金利にはどのような特徴があるのでしょうか?

変動金利

変動金利とは、市場の金利動向にあわせて、定期的に見直しされる金利タイプのことです!

多くの金融機関では、金利の見直しは半年ごとに行われます!

一般的に、借り入れ時の金利は、固定金利よりも低く設定されているため、毎月の返済額を抑えやすいのが大きな特徴です!

固定金利

固定金利とは、借入時の金利が完済までずっと変わらない住宅ローンです!
その代表例が「フラット35」です。

固定金利は、長期金利(10年国債の利回りなど)をもとに決められます!

「これから金利が上がるかもしれない」という将来のリスクもあらかじめ織り込んで金利を決めているため、金利はやや高めに設定されるのが一般的です!

変動金利について

変動金利には一体どんなメリット 、デメリットがあるのでしょうか?
順番に見ていきましょう!

変動金利のメリット

✔ 毎月の返済額が少なくて済む
✔ 総返済額が少なくなる可能性が高い
✔ 低金利時代の恩恵を最大限受けられる

つまり、「今の低金利をフル活用して、トータルで安く借りたい人」にとって最適です!

変動金利のデメリット

✔金利が上がると返済額が増える
✔将来の家計が読みにくい

特に怖いのは、子どもの教育費や老後資金が必要になる時期に金利が上がることです。
しかし、次に紹介しますが、変動金利には急激に上がらない仕組みがあります!

変動金利には「急激に返済額が上がらない仕組み」がある

変動金利を利用される方で、多くの方が心配することが「急に金利って上がったりしないの?」ということですよね。

実は、多くの金融機関には「金利の急上昇による返済額の負担増加を防ぐ仕組み」があるのです!
では、その仕組みとは一体どういうものなのか解説していきましょう!

5年ルール

元利均等返済方式で住宅ローンを組んでいる場合、
たとえ金利が上昇しても、毎月の返済額は5年間変わらないという仕組みです。

つまり、金利が上がっても、
少なくとも次の5年間は家計への影響がすぐに出ないように調整されています。

125%ルール

5年ごとに返済額が見直される際も、
新しい返済額は、直前の返済額の125%(1.25倍)までと制限されています。

たとえば、
現在の毎月の返済額が10万円の場合、金利が大きく上昇しても、次の見直し後の返済額は最大12万5,000円までに抑えられるということです。

固定金利について

では、次に固定金利には一体どんなメリット 、デメリットがあるのでしょうか?
順番に見ていきましょう!

固定金利のメリット

✔ 完済時まで金利が一定
✔ 将来設計が立てやすい
✔ 金利上昇の影響を受けない

つまり、「将来の不安をお金で消すことが出来るローン」のようなイメージです!

固定金利のデメリット

✔変動金利より金利が高い
✔低金利が続くと損になる

金利がずっと変わらないという安心感を得られる代わりに、「最初から高い利息を払う」のが固定金利です。

固定金利選択型について

固定金利選択型は、借入当初の一定期間(2年・3年・5年・10年等)の金利が固定され、期間終了後に金利タイプを再度選択するしくみです!

一般的に固定期間が短いほど金利は低く設定されています。
なぜなら、貸す側の銀行が金利上昇のリスクを背負う期間が短いからです!

図解②|変動金利と固定金利の比較表

比較項目 変動金利 固定金利
金利 低い 高め
将来リスク 金利上昇あり なし
返済額 変動する 一定
家計管理 やや難しい しやすい
向いている人 余裕資金がある人 安定重視の人

変動金利と固定金利、あなたはどっち向き?

変動金利が向いている人

・貯蓄に余裕がある
・金利が上がっても対応できる
・ 総返済額を抑えたい

固定金利が向いている人

・教育費・老後資金が不安
・返済額を一切変えたくない
・家計を安定させたい


よくある誤解Q&A

「変動金利=危険」なの?

結論、危険ではありません!
恐らく多くの方は、「将来が読めない不安」から「変動=危険」というイメージを持っているのでしょう。
しかし、上記で説明したように、変動金利には金利の急激な上昇を防ぐ仕組みがあります!

あらかじめ金利上昇リスクを想定した、余裕のある資金計画を立て、さらにいざという時に使える貯蓄や繰上返済できる余力を確保しておけば、
変動金利は「危険な選択」ではなく、利息を抑えやすい合理的な住宅ローンの選択肢と言えます!

「固定金利は損」なの?

「固定金利は損なの?」とよく聞かれますが、答えはNOです。

固定金利は、単に金利が高い住宅ローンではありません。
本当の正体は、将来の金利上昇から家計を守る保険としての役割を持ったローンです!

もし将来金利が上がれば、固定金利を選んだ人は「お得」になります。
金利が上がらなければ、その保険を使わなかっただけの話です。

金利が完済まで変わらないという安心と引き換えに、
あらかじめ少し高めの金利(=保険料)を払っているだけなのです。

まとめ|金利タイプに正解はない

重視するもの 選ぶべき
金利の安さ 変動金利
安心・安定 固定金利

住宅ローンは30年以上付き合う人生最大の借金です。
「今いくら安いか」ではなく、

「10年後、20年後の家計まで見据えて選ぶこと」

が、後悔しない住宅ローン選びの最大のポイントです。

本日は以上です!ありがとうございました!

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